スモールジムオーナーは5店舗以上を目指すべし

 

スモールジム代表取締役の辰田です。

 

3月も中盤に差し掛かり金沢にもようやく春が訪れそうな陽気な日が続きます。今年の2月は特に集中して降雪があったのである意味で冬の醍醐味をしっかりと感じることが出来ました。

 

早いものでもうすぐ新年度がはじまります。

 

3月末決算の会社が多いので3月は各社頑張り時でしょう。日頃からの頑張りが当然大事ですが、ここぞとばかりの馬力も組織には必要です。

 

組織には具体的な戦略を議論して共有し、実行して、企業競争力の強化、持続的成長、適正な利益、社会貢献の実現を目指すことが求められます。

 

なんだか難しいように感じますが、実際に難しいです。

 

経営者本人が一人社長で自分を成長させていくこととは全く違います。社員たち各個人の事情にも寄せながら学びと経験と成長を促し、事業で成果をあげるところまでマネジメントしていかねばなりません。

 

 

どう考えても難しいです。

僕自身、起業して8年ほどたちますが毎日が学びと思考と意思決定の繰り返しです。しかも組織にも経営にもゴールはありません。外的環境にも時流によっても正解は常々変化していきます。相手は人間ですから。受け手によっても正解は異なります。これが簡単といえる人の頭がうらやましい。

 

当然ながらここから避けていては組織としての成長は望めません。一人親方なら一人親方の仕事の習熟度は向上します。特定の顧客に喜んでもらう技術があればある程度は成り立ちます。一人がゆえに売上に天井がありますがそれで十分であればそれでいいでしょう。

 

 が、組織構築力は一生身につきません。

組織作りに挑戦している親方とは話が全くかみ合わなくなります。それは当然です。経営するという意味では同じですが全く違うことをしているのですから。

 

僕は起業した以上は組織作りに挑戦することをお勧めしています。

スモールジムをするのであればまずは5店舗以上の展開は目指すべきです。それが実現するころには10店舗を目指せる組織の器、社長の器になっていくことでしょう。

 

これはスモールジム経営者の大切な仕事でありミッションです。

 

時間をかけて個人を育てて組織を育てて成果を出して世の中のお役に立つ。これに挑戦しないと一人社長で終わります。それでいい人はいいです。全て一人でこなすことは物量的な面で大変な仕事な半面、他に人がいることで生まれる様々な苦労も少なくてとても効率的です。

 

しかし、

一人社長だと特定の少人数の役には立てますが多くの人の役に立つこと、すなわち世の中への貢献という大きな観点からするとその影響力はごくわずかでしかありません。一人で大きな影響力を出せる仕事はかなり限られているし難易度が非常に高いです。

 

 

そこへの挑戦よりも組織化の方が実現可能性は高いです。

しかし組織化への挑戦は高い壁として立ちはだかるでしょう。ヒトモノカネ、その難しさを全身全霊で感じてもらい、その大変さから醍醐味までを味わってほしいと切に願います。

 

それではまた来週。