こんにちは!青森市スモールジムフレアー代表トレーナーの小野寺幸太郎です。
楠木建さんの「ストーリーとしての競争戦略」は名著ですよね!七つの習慣、思考は現実化する、ドラッカーのマネジメントなどと同様に、何度読み直しても、自分の成長度合いに応じて毎回気付きを得られます。
その中で「数字より筋が通っているかどうかが重要である」という考え方がありました。本当にそうだなと思ったからこそ紹介させて頂きます。
簡単に言うとこれは「言行一致しているかどうか」「辻褄が合っているかどうか」ということですね。
例えば誰もが知っている丸亀製麺であれば「人から生まれる感動体験」というものを価値の根幹に置いています。だからこそ自動化や無人化はせず、打ったばかりのうどんをその場で茹でて食べるという製麺所の感動体験の提供を一貫しています。
そしてこれまた誰もがお世話になっているであろうユニクロであれば「ライフウェア」というコンセプトを貫いていますよね!
言っていることとやっていることの筋が通っているわけです。
そして今のところ規模は遠く及ばないかもしれませんが、私達スモールジムも「言行一致のビジネス」という意味で絶対的な自信があります。
日本の健康寿命と孤独に挑戦する、メンバーさんを要介護にしない、その為には何をすべきか?を考え抜いて、日々の運営で実践しています。
そう考えると私が以前にいたフィットネス業界では「筋が通っていない」と言わざるを得ません。
地域の健康に貢献する、運動を通じて笑顔を提供する、このような理念を掲げていました。ここはどの業界企業も同じでしょう。
しかしやっていることと言えば、価値の根幹であるはずの運動を指導するトレーナーはほぼアルバイトスタッフ。
運動の楽しさを伝える為の場所であるはずのスタジオは常連さんが陣取り、初心者は入りづらい空間。
笑顔でお出迎えするはずのスタッフの代わりに無人カウンターとチェックイン機。
無人や自動化を批判しているのではありません。安価で便利でいつでも気軽に使える、というような「利便性に特化しています」というコンセプトならそれは筋が通っています。
ただフィットネス業界のそれは筋が通っていませんよね?一所懸命なのは予算や売上、前年比…。数字ばかりで理念と行動の筋など通っていません。そうなるとやはり時間軸の中で淘汰されるのはごく自然の流れかもしれません。
理念と行動が一致しているか?ちゃんと筋の通ったストーリーになっているか?これは今後の商売、ビジネスにおいて、またお客さんとの関係性を築くうえでとても大事な要素になるように思います。
本当はどこかでわかっているはずです。理念がただのお飾りになっていると。
もっと自分の良心に沿って、人生をかけられる事業をしませんか?
最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。