こんにちは、理事の神谷です。
湿度が高くて、外を移動するのが嫌な季節ですね…(汗)
さて、今日は生活習慣に関するお話です。
アメリカの研究ですが、糖尿病患者さんを対象と明日生活習慣改善に対する強化介入をするプログラムの長期追跡結果が発表されました。
糖尿病は世界的にも拡大している病気の一つであり、生活習慣病の一つとして健康を阻害する課題の一つとされています。
糖尿病が怖いなと思うのは、その合併症です。
微小血管へのダメージより末梢循環が悪くなり、悪くすれば糖尿病性壊疽や網膜症、心血管疾患などが起こる確率が高まるとされています。
これらは医療費負担を増やすことにもつながりますので、発症や重症化の予防が重要視されてきました。
運動や食事を適正化する生活習慣の改善は、糖尿病や過体重、肥満などへの対策の基本の一つです。
今回の研究を見ると、12週間の生活習慣改善プログラムを実施し、その一年後に7%以上の体重減少を実現した群と、7%未満の体重減少だった2群に分けて比較検討をしていました。
7%以上体重減少した群の平均減少量は約11kgの体重減少があり、10年間の追跡では約7.7lkgの体重減少が維持されていたようです。
また、糖尿病治療で行われる検査にHbA1cという検査がありますが、これもより体重を減らせた群でにきちんとコントロールされている結果が出ていました。
生活習慣をきちんと整えることが出来ると、糖尿病も重症化しにくくなることを示唆しているようです。
普段、様々な方への健康指導の機会からも感じ取れるところではあります。
・生活習慣を整えること
・(肥満、過体重があるなら)減量をしっかりとすること。特に初期。
・習慣化、継続を大事にすること
至極シンプルな、当然のことのようですが、多くの方にとって大変さを感じるものでもあります。
人間には欲求があり、それに打ち克っていくには結構な努力も必要になることがあります。
そのためには適切にサポートをしてくれる伴走者の存在は大きいのではないかと思います。
私達のように健康を実現するサポートをするものの貢献が、様々な場で拡がっていくと良いなと思います。