こんにちは、理事の神谷です。
さて、私が取り組んでいることの一つに認知症予防があります。
過去に何度か本ブログでも書いてきました。
認知症予防に本格的に携わることになったのは、7~8年前。
仕事で懇意にさせていただいている先生の発案でした。
事の詳細はさておき、私たちは認知症予防の中でも「軽度認知障害(MCI)」に焦点を当てて考えています。
認知症の前段階にあるこのMCIは、65歳以上の高齢者で15~25%、罹患率は20~50人/1000人/年とされています。
また、MCIから認知症への移行率は、年10%くらいと考えられています。
※認知症疾患診療ガイドライン2017より
また、希望的情報もあります。
MCIからの復活については16~41%/年とあり、少し幅がありますが道なき道では無さそうです。
もちろん、加齢による様々な身体の機能が低下していくことは、生きていく上で完全に避けることは難しいと思います。
が、一方でその低下速度をより緩やかなものにするとか、出来る限りの発症を予防するといった取り組みは、健康や毎日の充実につながり、代えがたい価値とも言えそうです。
そんなこともあり取り組んでいる認知症予防ですが、自社のみで取り組もうとするとそのメッセージにちょっとした難しさを感じます。
「私はまだ大丈夫」
「そのプログラム(サービス)に参加すると認知症だと思われる」
などなど、何か後ろ向きなイメージがついてしまうようです。
この辺りは私がもっと工夫しなければならないところで、自戒があります。
デリケートな要素も含むため、より未来が良くなっていくイメージの発信が必要と考えています。
「参加することで自分の未来が良くなる。」
を感じてもらうための発信。
言葉の使い方、伝え方によって受け取った方の印象が変わってしまいます。
そんな発信が出来るように、脳をフル回転させていきたいと思います。