こんにちは、理事の神谷です。
近所の桜も終わり、新緑が良い季節になりました。
また一つ、季節が進んでいく感じがしますね。
さて、元気でいるために大切なことの一つとして、社会参加があります。
健康阻害要因という視点でみると「社会的孤立の予防」とも言えるかもしれません。
コロナが無かった3年以上前でも、この社会的孤立によっておこる健康阻害については課題の一つになっていました。
外に出て他者とコミュニケーションを取ることって、人ならではの高次な脳の働きを活用するものとされています。
コミュニケーションの場面を考えてみます。
誰かと何かしらの意思疎通をしようとするとき、言葉を使って理解し理解されるように努めますね。
耳で聞き、表情やしぐさなどを見てその内容を理解しようとします。
また理解してもらえるようにします。
次に何をどう言えばいいかを常に考えながら、伝わるように伝える。
これってよく考えてみると、本当に様々な機能を駆使していることが分かります。
誰かとの会話を考えてみてこれですから、そこに様々な活動が加われればより脳や体の機能をフル活用することになります。
とは言え、このようなコミュニケーションの機会というのは、ともするとどんどん減ってしまうことがあります。
誰かとおしゃべりをすることって大事な意味があって、それが心身の健康につながってもいます。
※あまり愚痴っぽくなるのは控えた方が良いですが・・。
現代の日本は核家族化が進んでいると言われて久しくなりました。
確かに私があちこちの現場で接する高齢者の方々との会話でも
「子供に迷惑をかけたくない」「家で一人」という方は決して珍しくありません。
自分以外の誰かとつながる場があることは、心身を健全に保つためにも大切なことですね。
ジムもこういった場の提供に大きく貢献できるものと思います。
但し、そのためには一定の相互のコミュニケーションがあることが大事です。
一人で黙々と運動に没頭することも集中などの意味では良いのかもしれません。
が、それに加えてそこに通う仲間とのコミュニケーションを通じて心身が元気になる。
そこには笑顔があり、喜びがあり、楽しみが起こりやすくなります。
そういう施設・サービスを提供するには、きちんと目の届く規模であることが大事ですね。