こんにちは。理事の才木です。
人は何事も初めのころは、緊張感でいっぱいで神経も張りつめてしまいます。
新入社員の方は、今まさにそんな時だと思います。
しかし、4月、5月と月日が過ぎていくと、だんだん気持ちも慣れて、仕事にも慣れて、ついついよそ見をしがちになります。
事業を始めたばかりの時も同じですね。緊張感や不安で神経も張りつめてしまい、息抜きもままならないくらいです。
しかし、数か月が経ってくると周囲の状況も把握できるようになり、お客様への応対にも余裕が出てきてそれほど緊張しなくなり、当たり前の応対となり、なんだかその場に慣れ過ぎてしまうこともあります。
そうなった時こそ、「慣れ」は要注意の黄信号となります。
それまで見えていたものが見えなくなってくる、気づいていたことが気づかなくなってくる、やっていたことをやらなくなってくる・・・そんな人間の怠惰さや怠慢が次第に大きくなり、原因不明の会員減少につながる場合もあります。
事業を立ち上げてからは、早く仕事に慣れて効率よく機能的に動かなくてはいけないけれど、その反面、人との関係=情緒的な部分に慣れ過ぎてしまうと、小さな気配りに欠けてしまうこともあります。
そして残念な事にいち早くそれを察するのは、お客様のほうです。
私も振り返ると反省することも多いのですが、この雰囲気を感知するセンサーの性能を良くしておかないと目標とは真逆の方向に進んでしまいます。
新たにスタートを切った方は、これからだんだん慣れ始める時期は特に注意して行動していくのがいいかもしれませんね。
それではまた来週。
お元気でお過ごしください。