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師匠を超えて行くことが、最高の恩返し

 

皆さん、こんにちは。

 

理事の橋本です。

 

WBC盛り上がっていますね。

 

最高レベルの選手たちによる、全知全能を賭けた真剣勝負!

 

スポーツって、やっぱ素晴らしい!

 

そんな中で、たまーにしかテレビに映りませんが、私がウォッチしているのはこの方。

 

 

ベンチで栗山監督の横にいつもいる、侍ジャパン投手コーチの吉井理人氏です。

 

選手としてもメジャーリーグで開幕投手を務め、その後、国内球団で投手コーチに就任。

 

2年連続でチームを日本一に導くなど、圧倒的な実績を有している方です。

 

きっと、それらが評価され大谷投手、ダルビッシュ投手などのスーパースター達を指導する大役に抜擢されたのでしょう。

 

そして、ここまでの成績も5連勝!

 

アメリカラウンドもとても楽しみですね。

 

この本との出会いは昨年でした。

 

本屋さんの中をブラブラ歩いていたら、このタイトルに引き込まれたのです。

 

「最高のコーチは教えない。」

 

仕事柄、普段から何となく、そんな風に思っていたことが本のタイトルになっている。

 

本の中も見ずに、迷わず購入しました。

 

そして、その本をちょうど読んでいるタイミングで、スモールジム協会の原田最高技術顧問から北海道ゴルフに誘われたのです。

 

ラウンド後、2人で呑みに行くことに。

 

その時、コーチング手法に関する話になりました。

 

お互いの仕事柄、自然な流れで。

 

私から質問したのは「原田さんは手取り足取り、いろいろなことを細かく丁寧に指導するタイプですか?」

 

そんな主旨のことを投げかけました。

 

なんと、その時の原田さんの返しが「メジャーで活躍した吉井投手が書いた“・・・コーチは教えない”的な本知ってる?」だったのです。

 

そして原田さん「私は基本(原理原則)しか教えない。言わない。それを繰り返し徹底するだけだ」と。

 

その時、妙に腹落ちしたのを覚えています。

 

この本の最終章で、吉井氏が尊敬するコーチとして、権藤博氏(WBC前回大会侍ジャパン投手コーチ)のことが書かれています。

 

現役時代、ピッチングフォームに関するアドバイスを受けたのは、たった1つのことだけだったと。

 

そして「この恩師がいて、今の自分がある」という、感謝に満ちた内容が綴られていました。

 

なんと、この師弟コンビが今回のWBCの始球式を務めたのです。

 

投げるのが権藤氏、それを受けるのが吉井氏。

 

「前回大会は準決勝で敗れた。だから、是非雪辱をしてほしい。そんな願いをこの1球に込めた」と権藤氏。

 

弟子が師匠を超えて行く。

 

権藤氏もきっと、そう願っているのでしょう。

 

そんなエンディングであったら最高ですね。

 

決戦まであと3日あります。

 

興味のある方は、この機会に是非読んでみてはいかがですか?

 

「最高のコーチは、教えない。」

 

WBCがさらに面白くなると思いますよー。