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ソーシャルビジネス企業へ生まれ変わる

 

皆さん、こんにちは。

 

理事の橋本です。

 

少し前のことになりますが、スモールジムの1号店「Let‘s伊東」がある伊東市(静岡県)でショッキングなニュースが流れました。

 

「2022年の出生数が、なんと210人!!」

 

さすがにビックリ仰天しました。

 

一応、7万人弱の人口がある地方都市です。

 

そして、平均年齢もなんと53.0歳に到達したとのこと。

 

Let‘s伊東店」がある施設では、別のフロアでスイミングクラブ事業を行っているので、今後この影響をもろに受けることになりそうです。

 

その年の出生数が分かれば、ある計算式を用いることで、数年後のジュニアスイミングに来て下さる方の人数は概ね分かってしまいます。

 

=その市場サイズに合ったクラブ数になって行くことも、ごく自然な流れです。

 

そんな中、業界の経営者が集まる会合があり、それに出席してきました。

 

「電気代の高騰に対して、こまめにスイッチの入切を行っている」

 

「競合するクラブの会費が●●●●円だから、うちはこれこれこのように対応する」

 

「入会増が厳しいので、退会防止策に切り替え、電話連絡をまめにする」

 

「販促にはオールドメディアを活用しては」

 

「接客強化」

 

「紹介者キャンペーン」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

延々とこのようなことが話し合われていました。

 

30年以上前とまったく変わっていない光景を目の当たりにして、伊東市の出生数以上にビックリ仰天してしまいました。

 

これでは厳しい。

 

まったくの無策と言ってもいい。

 

業界内の狭い世界だけでやっていると、どうしてもこのようになりやすい。

 

もっともっと他業種、他業界から学ぶべきと痛烈に感じました。

 

では、この「210人ショック」にどのように対応していくのか?

 

あの頃の時代のような「もっともっと」を求めない。

 

大きさを追求しない。

 

だって、社会は小さくなって行くんだから。

 

それを受け入れ、サイズダウンしても、それを持続できるビジネスモデルに変えて行く。

 

モノやお金の豊かさのみを追求するのではなく、クラブ・ジムのステークホルダーの心の豊かさを優先し、地域社会の問題解決に取り組んでいく。

 

今までのスポーツビジネス・フィットネスビジネス企業から、ソーシャルビジネス企業に変貌を遂げること。

 

きっと、存続の道はこれしかない。

 

私はそのように確信しています。