こんにちは。理事の才木です。
いきなりまた寒くなってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?
昨夜の遅いニュースで、受験生が明日の受験に雪のせいで遅刻したらすべてが台無しになるので、いつもより1時間30分ほど早めに家を出ようと思っています、と言ってました。
塾も明日はお休みということで、塾の先生がやたらと「滑ったらいけないので」を繰り返して注意していたのがなんとも可笑しかったです。
人生の流れを大きく変えるかもしれない受験、不合格となれば人生終わったような気になる人も多いことでしょう。
この受験に受からなければ、自分の人生は失敗してしまうと固く信じて恐怖と不安と闘いながらスパートをかけている事だと思います。
しかし、人生が10代で、受験の失敗だけで終わるわけがありません。受験は1つの通過点であり、そこから選択肢はどんどん広がっていくのです。
ただ、一部の大人は出世街道まっしぐらを目指すことが人生の成功と考えていることもあり、そのような環境を当たり前に捉えている子供は試験の合否は生きるか死ぬか、というところまで追い込まれてしまうのだと思います。
知識を手に入れる事は大事だと思いますし、これから役に立つことは間違いありません。
しかし、大事な10代という時期に、受験だけに心を奪われて物事を見る目がどんどん失われていくことは、それこそ人生の大きな損失になってしまうような気がします。
人への思いやりや気遣い、親への感謝、そんな人としての土台となるような心は受験という試練で失ってほしくないと思うのです。
失敗があるから成功があるし、時間が経てば、結局は失敗は成功のキッカケであるともいえるのです。
なにかを挑戦するときは、失敗を恐れるよりもそこで動きを止めてしまうことが何よりもコワイことだということです。
行動することで必ず何かが動くはずです。いつからでも軌道修正はできるはず。
むしろ、失敗を恐れて行動しないことが結果的には、失敗になってしまうこともあるでしょう。
受験だけに限らず、壁にぶつかっても動きを止めてしまわないよう常に行動の選択を続けていくことが必要だと思います。
それではまた来週。
お元気でお過ごしください。