こんにちは、理事の神谷です。
早くも全開の一週間でしたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、今日のブログは総じて「身体を習慣的に動かすこと」についてです。
「当然だ!」「何をいまさら・・・」「分かってますよ、そんなことは」
そんな声が聞こえてきそうです・・。
私が日々見ている様々な医科学研究の結果からも、定期的に体を動かしているほうが様々なメリットがあるということが明らかになっています。
私はもともと運動は好きですが、一方で「フィットネス命!」はあまり好きではありません・・・。
これまでの日々の中で、「運動の習慣的実践が心身に良い影響をもたらす」の証左を追い求めてきたところがあります。
それは運動好きのための運動ではなく、人生を健康に過ごすために必要なもののひとつとしての「運動」であり、
本人の状況に合わせた実践によってプラスの効果が得られる方は多いのではないか、と考えてきました。
※もちろん、例えばご病状などによっては不可の場合もあります。
「運動療法」という言葉があるように、病気や障害、何らかの不調からの回復の手段としても運動が用いられていて、
多くの分野でそのメリットが活用されています。
また病気を予防するという観点でも様々な研究が世界各国で進められています。
一例では、中国で行われた約36万人を対象とした解析調査では、一日の座位時間が6時間を超える人と2時間の人の群で
45の非感染性疾患の発症率の違いを調べていて、座位時間6時間以上の人たちは虚血性心疾患、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、
喘息、慢性腎臓病、慢性肝疾患、甲状腺疾患、抑うつ、片頭痛、痛風、関節リウマチ、憩室症の
発症率が高くなることが示唆されていました。
このような研究はイギリスやアメリカでは半世紀以上も前から進められており、現在まで、また未来に向けて進行中のものもあります。
その成果は私達が提供する「運動を含めて日々の習慣をより良く実践するための総合的な指導」を強く後押ししてくれるものです。
座っている時間が長い生活よりも、身体を動かす時間がある生活の方が病気の予防には役に立ちそうということは、
これまでの様々な情報からも具体的に見識をお持ちの方もいらっしゃることと思います。
生活の中に身体を動かす時間がある方が、元気で未来が良くなる可能性を高められる。
これは運動によってもたらされる大きなプラスの一つではないかなと思います。
このようなことをひっくるめて、相手の方に合った情報を伝え、毎日が良くなることに貢献していきたいですね。