皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
今年はスポーツ指導・運動指導を生業としてきて、35年目となる節目の年になります。
そこで、今年から現場スタッフへの教育・研修を、自らもう一度やってみようと思い、実際に始動しました。
現場スタッフへの直接の指導は、もう何年ぶりになるだろう。
このところ、各方面からのキャリアのあるベテラン指導者が数人加わってくれたこと。
そして、私が直接教育していない指導者が増えたことで、少しサービス・商品(指導)レベルに、ズレや違和感を覚え始めていました。
だから、ここでやっておかないと顧客に提供するサービスの品質がバラバラになってしまう。
そんな危機感に襲われたことが実施のきっかけとなりました。
実際に(教育・研修を)やり始めてみて思うのは「ほぼ毎回、同じことを繰り返して行くんだろうなー」という、いつもの感じ。
だって、毎回研修の中身は復習(やったことの確認)が多くを占めるので。
それぐらい、真新しいことはほとんどありません。
当たり前のこと。
間違っていないこと。
正しいこと。
シンプルなこと。
簡単なこと。
単純なこと。
そんな一見「ウケない」ようなことばかりの繰り返しで、きっと面白味がないだろうなーと思いながら研修を行っています。
ただ、受け手側(受講者=現場スタッフ)はきっと、まったく逆の感覚なのだと思うのです。
ついて来るのに精一杯。
毎回、必死の形相で覚えようとしています。(◎_◎;)
毎回、ほとんど同じことを繰り返しているだけなのに。
そして、それほど「数」があるわけでもないのです。
でも、それぐらい「基本」って、受け手側にとってはとてつもなくボリューミ―なのだと思います。
原理原則(基本)だけで、相当なオーバーフロー状態になってしまうものなのです。
プロ対プロの研修においてもそうなのだから、実際の生現場での(顧客相手の)指導では・・・。
なのに、何でその都度アドバイスする内容や伝えることをコロコロ変えて行くのだろう?
だから、顧客の成果・結果に結びつかない。
きっと、トレーナーとしての原理原則(基本)が分かっていないから、自分に自信が持てないのかな・・。
だから、飽きられるのが怖くて、薄っぺらい情報をたくさん言ってその都度ごまかしている。
実際の生現場の多くは、このような状態にあると思っています。
「そんなことは絶対にあってはならない!」
改めてそう思ったのが、今回の教育・研修を始動した大きな理由です。
毎回、同じ指導の繰り返しでいいんです。
とにかく基本を徹底する。
すると(成果・結果が)どっかで加速度がついて、急カーブを描いて上昇して行く。
私はそう確信しています。