皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
今週のブログもサッカーのワールドカップを見て感じたこと、気づいたことなどを記してみます。
この連日の激闘を見ていたら、今から7年前のあるサッカー選手のコメントが蘇ってきました。
「今、サッカーを始めようとしている少女や頑張っている選手達が、きちんと“サッカーを最後まで頑張れた”と言えるような環境であったり、私たちを目標に頑張ろうと思ってくれる選手が、最後までサッカーができるよう、女子サッカーが文化になっていけばいいと思う」
2015年のサッカー女子ワールドカップで準優勝した日本代表チームのキャプテン“宮間あや”選手が決勝でアメリカに死闘の末破れ(2-5)帰国した際のコメントだったと記憶しています。
宮間さんは「後進世代の競技生活の環境改善」や「女子サッカーの普及(社会的地位の確立)」のためにやっていることが分かり、とても強い感銘を受け、今でも私の心に刺さっています。
宮間さんがサッカーをやる目的は「アメリカに勝つこと」でも「ワールドカップで優勝(2011年に続く連覇)するため」でもなかったのです。
だから、決勝で負けたところで何も終わらないし、変わらない。
壮大な目的のために、今できることをただただ精一杯やるのみ。
目先の結果だけに一喜一憂していてはダメ。
ずっと年下の彼女に、そんなことを教えられました。
印象的だったのは、アメリカに敗れ準優勝が決まった後の表彰式。
今日も全力で目的を果たした日本チームは、全員の笑顔が爆発していました。
まるで、優勝したのが日本チームであるかのように。
きっと、戦う目的が明確だから、あそこまで走り回ることができる。
少々苦しい局面でも耐えることができるし、持っている以上の力を発揮できたりするのだと思います。
まずは目的を明確にすること。
これが明確であるか否か。
この1点が、仕事の成否を分けると思うのです。