皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
先日、知人から2冊の本を勧められました。
一冊目は「脚を鍛えると脳が若返る!(医学博士 石原結實 著)」。
二冊目は「60歳からは脚を鍛えなさい(中野ジェームズ修一 著)」でした。
「下半身強化」は、スモールジムのど真ん中であるため、タイトルに興味を持って読み始めました。
とても分かりやすく、一気に読み終えました。
簡単にポイントだけを要約すると、下半身の運動習慣が「糖尿病・認知症・骨粗しょう症・腰痛等の予防になる」
「免疫力も高まる」
「脳が若返り、認知症リスクが4割近く減る」というものでした。
スモールジムの研修及び身体管理指導士認定講座において「下半身強化の重要性」は徹底的に叩きこまれましたが、また新たな相乗効果が期待できそうな予感がしてきました。
ただ、前記の内容が、本当に科学的根拠のあるものなのか?私なりにもう少し踏み込んで調べてみました。
エビデンスレベルの高い学術論文として、きちんと存在しているのか?
多くの(サンプル数)ヒトによる、長期にわたる追跡調査の結果が、客観的にありのまま載っている文献が存在しているか?
それらを探しに行きました。
「下半身強化をした結果、認知機能が向上した」という、どストライクの学術論文は、私が探した限り見当たりませんでしたが、興味深いものを2つ発見しました。
一つは「週2回(を12週)筋力とバランスに重点を置いた運動トレーニングを行った結果、フレイルスコアは有意に減少した」「中でも一番大きく減少したのは、栄養及び認知トレーニングも併用したグループであった」とのこと。
さらに「トレーニングを行った全てのグループで、フレイルスコアの減少と下半身の筋力改善が見られた」と結ばれていました。
これを言い換えると「下半身強化はフレイルスコアに寄与する」と言えるのでは・・・・と考えてしまいました。
もう一つの学術論文では「高齢者で通常歩行速度が遅い人ほど死亡リスクが高い」と結論づけられていました。
そして、この論文のタイトルは「下半身機能の測定と死亡リスク」となっていました。
これも言い換えると「下半身が強固であれば死亡リスクが減少する」となるのでは・・・。
どちらにしても、下半身強化は超重要であることは間違いないようです。
そして、学術論文の中でも、スモールジムが大切にしている「バランス」「栄養」がやはり登場してきています。
スモールジムのコンテンツは科学的根拠がある。
改めてそう確信した、今週の出来事でした。