皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
このところスモールジムの店舗経営・運営について、以前にも増して、より深いレベルで考えるようになってきました。
日々いろいろな気づきがあるのですが、その中でも最近、特に思うのは「スモールジムは入会よりも退会だな」って。
この業界の月平均退会率は4~5%と言われています。
でも、スモールジム(スモールビジネス・100人ビジネス)においては「これを1%にしないと・・・」というのが、最近の私の強烈な気づきなのです。
えっ、今頃ですか?と言われるかもしれませんが、今頃ですみません・・・・。
実は今年の5月21日のブログ(「スモールジムの真骨頂」というタイトル)で「スモールジムの強みは退会率!現状2%程度でスゴイ!」と書きました。
でも「これで満足していてはダメ」だと、ここにきてはっきり分かったのです。
「退会率の目標(というよりKPI)値は1%」
これに訂正です。
これが実現すれば、クラブ経営は格段に安定し強固なものとなります。
ここが従来の総合型クラブの経営手法とは、まったく異なるところなのでしょう。
多くの総合型クラブは、退会抑制よりも入会獲得に重きを置いています。
圧倒的に入会数の方を重視しています。
私も総合型クラブに18年勤めていたので、どうしても無意識に、思考がそっちに行ってしまいます。
それを都度「いかん、いかん」と意識して引き戻す。
そんなことを、このところ繰り返しています。
入会獲得重視という思考は「既存のお客様より、新規(これから)の方を見ている」ということ。
退会抑制重視という思考は、その逆で「既存のお客様を大切にして、関係性や繋がりを構築して行く」ということ。
既存のお客様への「成果・結果」「そのためのサポート」「自己開示や役立つ情報の発信」「個別対応」「レッスンだけに留まらない時間共有・コミュニティ作り」・・・・・。
目の前の人にしっかりと寄り添い、ただただこれらに時間をかけて行く。
そして、これらをやりきったその先に、強固な安定経営を誇るスモールジムが誕生する。
全てのお客様の顔がはっきり見えて、その一人一人に寄り添うことが出来る100人ビジネス(スモールジム)が採るべき経営手法が、はっきり見えてきたような今日この頃です。