こんにちは、理事の神谷です。
東京多摩地区は暑い日々が続いています。
先週、札幌から羽田に戻ってきて最初に出た言葉は家族そろって「暑い・・・」
不思議なものですが、次第に慣れてしまうこともあって今では「まあ、こんなもんかな」と思えてしまうという・・。
さて、コロナのニュースは相変わらずですが、大事なことは自分の免疫がしっかりと働くように体調を整えることです。
もちろん、職場などでにおける感染防止策は、お互いを守るためにも基本的なことをきちんと行うべきです。
個人が自分自身に出来ることとして、運動・栄養・休養をきちんと取り、楽しいことをして笑顔になり、人とのつながりをしっかりと保つこと。
新鮮な空気を吸い、身体に適切な負荷をかける運動を行い、五大栄養素+食物繊維を中心に偏りのない食事をして、良い睡眠をとること。
この基本的なことをきちんとすることが大切で、それはコロナがあってもなくても本来は変わらないことだと思います。
運動は、健康のためには「適度に」行うことが大切で、過剰に体脂肪を減らしたり、長距離を走ったりすることではありません。
体脂肪を過剰に減らせば、「見た目」はよくなるかもしれませんが、免疫は下がってしまう可能性があります。
マラソンなどの長距離走は、過剰に行うと一時的に免疫細胞の働きが低下することが分かっています。
家に閉じこもってじっとしていても、免疫はよくなりません。
私の周りを見ていても、元気な方はやるべきことをやっています。
運動と免疫の関係、また感染症リスク低減との関係も明らかになってきています。
ちょうど先日読んだ免疫と身体活動に関する論文(Chastin SFM,et al Sports Med. 2021 Aug;51(8):1673-1686.)によれば、適度な、定期的な身体活動により、市中感染リスク(31%減)や感染症死亡率が減少し(37%減)、免疫細胞の働きと量が上がることが示されていました。
また、この論文のディスカッション部分では、定期的な身体活動が抗体を有意に増加させることも言われていました。
定期的に、習慣化された運動の実践は、自分の身を守る盾となってくれる。
大事なことはいつも変わらず、身体にとって必要なことは継続的に実践していくこと。
元気でいるために本当に大切なことであり、それは不変なことでもあると思われました。
どんな時も体にとって大切なことは変わりません。
自信をもって「身体作りを始めること、続けること」をお勧めし、「ベストな指導」を提供していきたいですね!