スモールジムの辰田です。
先日ふと思ったのですが巷には本当に24ジムが増えましたね。最大手のエニタイムだけで約1000店舗ありますからね。本当にどこの街に行っても必ず目に入ってきます。
フランチャイズの展示会などでもフィットネス(特に24ジム)は活況です。これからさらに増えていくかはわかりませんが、すでに頭打ちのようにも感じます。
結果的に主要顧客になっている若年男性層のパイは限られてますし、顧客層が今後広げられるようにも見えません。
もちろん各社いろいろ手をうってはいるのでしょうけど、第3者にはそこまで見えていないように映ります。
都市部はすでに飽和状態だし地方にもすでに相当数配備されています。これ以上の陣取り合戦の先には消耗戦しか待っていないようにも見えますね。
そもそも24ジムは特徴を作りにくいコモディティ商品です。出店競争の果てには価格競争しかありません。そして競争力を失い減益になっていく。よくある自然な話です。
そうならないためには独自化された営業力や競争力が不可欠になります。
やり方は様々あっていいのですが王道はやはり、
対象顧客を明確にすること。
それに沿うよう商品・サービスをつくる。
過去の経験から良いとされている要素をよりよく組み合わせる方法を永続的に繰り返す。
これが独自の価値になり、営業力や競争力に転換されます。
ごく普通の業界の景色から、よりよい組み合わせを見つけて商品化する。
それを持続的に改善してサービス品質と運営効率を高めるとともに、もう一段高い視座から自身の業態を見つめ、そこに不足する要素を付け加えて変形させていくことを連続的にしていく。
これができると強いです。
時間軸の中で持続的に積み重なって強化されていくもの、これこそがノウハウ。
顧客は直観に従うといいます。
最初のひらめきは直観で、その後にロジックでアプローチして購入か否かを判断している。決してロジックやプランニングが先にあるのではないと巷ではよく論じられています。
ひらめきで、直感でいいと感じてもらえる商品。
そのひらめきを得るには、相応の知識や経験、思考や対話が必要ですよね。
スモールジムは総合型ジムや24ジムにはできないこと、やらないことを深掘りしてサービス化しています。
そしてそのサービスを形にするために必要な機能のみに絞り込みをかけています。
総合型にはよくあるけどお客さまに必要なくない?って機能を全て削ぎ落としていくと今のスモールジムの形に行きつきました。
だから総合型や24ジムには真似できません。
こういうのを独自化というのでないかと思う今日この頃です。今日も実践と検証を繰り返していきます。
それではまた来週。