皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
去る6月10日、ずっと尊敬し、憧れ続けた同じ競泳コーチのIさんが急逝いたしました。
享年70歳。
6月15日(水)は、一目お別れを申し上げたく、川崎の葬儀会場に向かいました。
行きの電車の中で、最初に出会った28年前からの、様々な出来事を思い出しました。
当時、私は25歳。
Iさんに少しでも近づきたく、とにかく必死でプールサイドに立ち続けました。
でも、まったく追いつけない・・・。
一方のIさん(当時42歳)は、いつも穏やかに、ニコニコして指導にあたっていました。
結果は足元にも及びません。
完敗でした。
ジュニアという枠を超え、無差別級で大活躍するIさんの教え子。
そして、次々に育成されていく多くの選手達。
私にとって、Iさんは憧れの人でした。
でも、電車の中で、当時をゆっくり思い出していたら「今だから分かること」と「当時では分からなかったこと」が見つかりました。
それは、Iさんの圧倒的な実績の裏にあったであろう、そこにたどり着くまでに味わった、数え切れない程の失敗の数々です。
あくまで私の推測ですが、挙げた実績の分だけ失敗があったのではないでしょうか。
当時の私には、華やかな時のIさんしか目に映っていませんでした。
「挑戦を続け、失敗・敗戦を繰り返した先に、少しずつ白星が増えていった」
「そして、いつの間にか連戦連勝に・・・・」
あのIさんでも、きっとそんな経過だったに違いありません。
これって、ジム(会社)経営においても同じような気がするのです。
だから、一番良くないのが0勝0敗のジム経営?人生?ではないでしょうか。
永遠に0勝ですから・・・・。
失敗(挑戦)を重ね、少しずつ実績を積み上げていく。
すると、少し先に進むことが出来る。
そうすると、これまでとはまったく違う景色が広がっていて、視界も良好となる。
次が狙いやすくなる。
きっと、こんな風に様々な事が繋がり、事態が好転していくような気がします。
スモールジム経営者、トレーナーの皆さん、失敗を恐れず、これからも共に挑戦をし続けていきましょう!!