ジムのひとり運営が軌道に乗ってくると
スタッフを採用して
チームを作っていきたいと
考える方が多いです。
今回は私達のような小さいジムでの
お勧めの採用法について書きます。
私が運営する株式会社nanoは
現在はトレーナー16人の会社です。
理学療法士、柔道整復師、作業療法士
パーソナルトレーナー、ピラティストレーナー
アスレチックトレーナーなど資格は皆様々ですし
20代~60代までの全年代の
トレーナーがいるということで
年齢もバラバラです。
ちなみに社長の私は40代で
年代では真ん中です。
このような多様な人材が
なぜ同じ会社で活動できるかというと
入社後の個別面談、ミーティングなど
様々なサポートや働き易さ向上のための
試行錯誤はもちろんありますが
入社前に理念に共感している方と
共に時間を過ごすことで
お互いの求めているものが一致しているか
確認するプロセスを
手間を掛けて行っていることも
効果を発揮しているでしょう。
グループ面接
個別面接
グループディスカッション
課題を与えて取り組みの精度と早さの確認
インターンとして会議や指導の現場の動向と
その後のレポート提出
ランチや懇親会でカジュアルな場を共にする
などを行っています。
入社する方の特徴は様々ですが
『選考が進むに連れて
入社したい想いが強くなる』
ことは共通していることではないでしょうか。
「会議で時間を掛けて皆で意見を出し合っているのは
皆で高め合い大きなハッピーを生むということですね!」
などと選考過程で理念が
実際に現場で行われていることに
少しずつ入社したい想いが
強くなっていく方が多いです。
逆に選考が進んでも
最初に聞いた(ホームページなどで見ただけの)
志望動機を話す人は
最終的に入社しないことが
多いのではないでしょうか。
・掲げられている理念が実際の仕事に
どう反映されているか?
・自分のやりたいことと会社のやりたいことや
求めることの共通点はあるか?
などを選考を受ける方にも
時間を掛けて向き合って欲しいと考えています。
効率を考えたら
1回の選考で内定を決めたり
1日で2回の選考をして
終わらせた方が
時間も手間も掛かりません。
しかし私は短期間で
適性を見抜ける眼力がありませんので
インターンだけでも3日程来てもらったりして
(その都度日程調整などしてもらい
有難い限りです)
1か月程は選考に期間を掛けています。
選考に参加する方にも
しっかり納得して入社して欲しいとも
考えています。
また
「昔からの友人(先輩・後輩・知り合い・親戚など)
なので大丈夫」
なんて考える方もいるでしょうが
友人関係と共に働く雇用関係は
全く違います。
また友人という同じ立場から
雇用関係になると
逆に雇用というある種上下関係がある
関係性を構築するのが
難しいこともあります。
ですので友人でも(友人こそ!)
インターンなどで
実際に働いてもらうことは
最低限した方がいいのではないでしょうか。
ということで
今回ご紹介した採用は
お金はほぼ掛かりませんが
時間は掛かります。
私達ジムの商品は
トレーナーの提供する指導ですので
その商品を生み出すトレーナーの選考に
時間を掛けるのは当然だと感じます。
すぐに採用するかは分からない状態でも
現場をみてもらったり
どんな仕事内容かを話をするような
種まきは常にしておきたいですね。