我々は何ていう業界名なんだろう??

 

スモールジムの辰田です。

 

このご時世になってから「スポーツジム」という言葉が良くも悪くも一般的になってきました。理由は説明の必要もないと思います。

 

このご時世になる前は「フィットネスクラブ」という言葉が徐々に浸透していたと思います。総合型を中心に多くのジムが店名の冠に「フィットネスクラブ」と銘打っていました。業界全体としても「フィットネスクラブ」という名称を推進していたと記憶しています。

 

が、今現在は「フィットネスクラブ」という単語よりも「スポーツジム」という単語の方が検索ワードやメディアでは圧倒的に多いのが現状です。他にもフィットネスジムとかスポーツクラブとかなんでもありで統一されていません。言葉として通じるので特段問題ないですけどね。

僕は勝手にこの現象を「業界名称不在問題」として観察しています。

 

実際には業界団体も大小さまざま存在しているので一概には「フィットネスクラブ」をトップのキーワードとして捉えるもの違うかもしれません。唯一の業界経営誌が古屋さん率いる「フィットネスビジネス誌」なのでここではその前提で進めます。

 

考えないといけないのはマーケットから見て「我々は何という名称の業界なのだ?」という基礎的なことです。業界の「中の人」からすれば先の通り「フィットネス業界」が多数派でしょう。しかしメディア全般は「スポーツジム」と呼んだりします。パーソナルジムの方々は「ジム業界」など違った名称でこの業界を呼んでいるかもしれません。

 

乱立してきましたね。この「業界名称不在問題」はしばらく収拾がつかない課題だと思います。狙ってできるものでもないですがその時に支持されているカテゴリー名で落ち着いていくのでしょう。全てに共通するのは「ジム」なので「ジム業界」で落ち着くかもしれないし、「フィットネス業界」という名称が再び定着していくかもしれません。

 

カテゴリーもそれぞれあります。総合型、24時間型、パーソナルジム、など。たくさんあるのにひとつの言葉にあてはめようとするのは僕達のように「中の人」の論理なのかもしれません。

 

明らかなのは今後はスモール業態も増えていきます。数年後には総合型が多くを占めていたシェアも「かつての話」となり変遷していくでしょう。

 

この様々な形を一言で形容できる日が来るのだろうか?

 

 

それではまた来週。