こんにちは、理事の神谷です。
今日は息子の中学野球公式戦の応援に行ってきました。
悔しい思いもしたようですが、この経験を糧にしてほしいと願っています。
さて、今日は「継続」に関することをテーマにしました。
ご入会後間がない利用者さんとお話をすると、継続に向けた働きかけをもっとやらなければと感じる方がいます。
経験上、このような方にはより積極的にフォローしないと、あっという間に来館回数が減り退会につながっていきます。
特に少し体重が多めだったり、生活習慣に改善の余地があったりする方はその傾向が強いように感じます。
ただ、このような傾向がある方に正論を伝えても、なかなか行動してもらうこと、また行動を継続していただくことが難しいことがあります。
すでに正論はご存知であって、その上で自分に合った、自分でもできる良い方法に出会いたくて通い始めたんだけど・・・。
そんな方が多いように思います。
私は、相手の方のことを良く知ることを大切にしています。
相手の方にとって必要なことが何かを見つけたいためです。
相手からご自身に関することをお聞きしていくことを中心に、対話の中で理解を深めていきます。
気をつけたいのは、理屈や根拠に沿って話をしているときです。
指導する側が「自分が伝える」「伝えて相手を動かす」という、少し一方向の流れに傾きやすく、対話やコミュニケーションにならなくなってしまうことがあります。
また、言いにくいけど正直に伝えなければいけないことも出てきます。
私の場合、利用者さんとの対話の中で「分からないこと」が出てきます。
その方に起こっていることではあるのだけど、分からないのです。
体には不確実なことも起こるし、医学および健康科学でも分かっていないこともあります。
単純に自分に知識がない場合もあります。
後日調べてみて、分かるものもあれば分からないものもあります。
表現には気をつけますが、伝えるべきことは隠さず伝えるよう心がけます。
こういったやりとりの中で、相手の方に現時点での考えうるベストのご提案をして、「よーし、やってみよう!」と感じてもらえるようにしたいと常々思っています。
私たちが様々な知識や技術を得ていく中で、「やってほしいこと」「やった方が良いこと」はもちろん大事ですが、最終的に実践と継続につながるようにしていきたいところです。
そのためには、利用者さんからの信頼がやっぱり欠かせません。
信頼を得るにはどうすれば良いのかをよくよく考え、行動していくことが大切です。
発する言葉、立ち振る舞い、心構え、経験と知識、人間性・・。
「信頼マネジメント(スティーブン・コヴィー)」では、信頼が事業を成長させるエンジンであることが説かれています。
言葉一つで信頼を失ってしまうこともあります。
信頼を基軸とした良好な関係を利用者さんと築き、お互いに貢献しあう関係性が続くようにしていきたいですね。