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人生で大事にしたい時間を楽しむためには。

 

こんにちは!理事の神谷です。

 

先日、フレイルのことを調べていたら、舌の働きの低下とフレイルの関係についての論文を読む機会がありました。

 

とてもシンプルに要約すると「フレイルになってしまう方の傾向として、その約2年前から舌の働きの衰えが起こっていた」ということのようです。

 

確かにフレイルやサルコペニアという言葉は、近年ではトピックスですし、その発生の成り立ちを考えると兆候としての可能性はありそうです。

 

大事なのは予防のために出来ることについては、偏らずに少しずつでも取り組んでおくことですね。

 

舌の働きで言うと、「パタカラ体操」をご存知の方も多いことと思います。

 

これは舌や口の機能を鍛えることにつながる体操で、「パ」「タ」「カ」「ラ」を繰り返し言うものです。

 

「パパパパパパパパ」

 

「タタタタタタタタ」

 

「カカカカカカカカ」

 

「ララララララララ」

 

「パタカラパタカラパタカラ・・・・」

 

というように、一つの音だけを出したり、パ・タ・カ・ラを繰り返す、等のやり方があります。

 

やってみると分かりますが、それぞれの音で舌の使い方が違います。

 

舌を、話をすることや食べることととても密接に関わっています。

 

歯や口の健康の重要性は、皆さんもよくご存知のことと思います。

 

志をともにする仲間や、ご家族・恋人・親友らとお話をしたり美味しいものを食べたり、楽しくお酒を飲んだり笑ったり・・。

 

少し大変なことあっても、こういった時間を共有することで心のエネルギーを充電できますよね、

 

かけがえのない楽しい時間を過ごすことは、人生の充実にとても大切な役割を果たしています。

 

このように元気に生活をするうえでも口腔・嚥下の機能低下を予防することも大変重要です。

 

若いうちは気づかないことが多いですが、ふと「最近ちょっとむせるかも・・」とか、「口の中が乾燥するような気がする・・」、「食べるのが疲れる・・」などで自覚がある場合には、少しずつ口腔体操を予防的にやっておくのも大切かもしれません。

 

よく食べ(楽しく飲み)、よくしゃべり、よく笑い、よく動く。

 

運動だけではなく、体全体から予防を考えてみると、見えるものが変わってくるかもしれません。

 

人生で大事にしたい時間を楽しく過ごすためにも、「食べる・話す」に関する予防に目を向けてみてはいかがでしょうか。