こんにちは。理事の才木です。
いよいよ桜が咲き始めました。桜の季節は入学・入社など新生活が始まるシーズンですね。
今朝の最初の仕事はオンラインによる個別コンサルでした。約40分間・・・16才の男の子です。
約1年前にご両親と共に相談に来られました。拒食がひどく病院でも改善の様子もなく非常に心配された挙句、以前長男が通っていたジムのトレーナーを思い出してくださり訪ねてこられました。
じっくりとお話をきかせていただき、本人とも会話を増やしながら、今後の目標をたて方針を決めてスタートしました。あまりの心配にお父様も同時入会するなどご家族にとっては深刻な状況でした。
それから、約1年間、トレーニング指導と月2回の個別コンサルを続けてきました。
思春期の不安的な時期に、自主的に体重管理に取り組むようになるためも焦らず急がず、追い立てず、理論的に進めるようにサポートしてきたつもりです。
気づけば、彼は身長も伸び、顔つきが明らかに変わり食事や栄養に関しての知識も非常に豊富になり、身体管理学に基づいた知識も増えました。
そして、この春希望校にも入学が決まり目標の体重にも到達しました。しかし、新生活ともなると新たな環境やストレスが影響して不安定になりはしないかと危惧しておりましたが、本人の希望でもうしばらくコンサルは続けることになりました。
彼はこの個別コンサルの時間にたくさんのトレーニングや栄養についての質問を用意していて積極的に受けている姿勢をみると、
彼の将来に少しでも何らかの貢献ができていたらと思わずにいられません。
オンラインだからこそ、話しやすく、質問や自分のことも話せるようで、この距離感が逆に壁をなくしているのではないかと思います。
10代の男の子が面と向かって話せなくてもオンラインでは自然に話す、というのはこれまではなかなか考えられませんでしたが、
いまでは不可欠なものとなりました。
ジムでトレーニング指導する時のリアル、個別コンサル時のオンライン、この二つが融合してとてもいい相乗効果をあげることができたと実感すると共に、これからの時代はまさにこうなっていくのだと改めて思った次第です。