マネジメントを学び
身に付けるための良書である
遠藤功さん監修の本
「サクッとわかるビジネス教養マネジメント」から
ジム経営に活用できる
チームマネジメントについて
取り上げていきます。
スタッフを雇用している方は
チームマネジメントには
当然関心があると思います。
しかし「私のジムは雇用せず
自分だけのひとり運営なので
チームマネジメントは関係ない」と
読むのを辞めないでください!
取引先の方々にどう力を発揮して
あなたの『チーム』になってもらうか?
お客様にもどのように
ジムに関わってもらって
あなたの『チーム』になってもらうか?
ご家族、ご友人にどうサポートしてもらって
あなたの『チーム』になってもらうか?
というように
人と関わるのでしたら
「チームマネジメント」の
考えは知っておいて
損はないです。
無人島で誰とも会わずに
全て自給自足で生活する人以外は
広い意味でのチームマネジメントが
必要だと考えますので
この文章読んでいる人
ほぼ全員に必要です。
まず『集団』と『チーム』の違いについて。
本書では『集団』は
ただ人が集まっているだけで
『チーム』は
「リーダーのマネジメントのもと
メンバーの能力を活かし
相乗作用を生み出すことで
成果を最大化するもの」
としています。
しっくりきますねぇ。
ちなみに私が
理想のチームは?
と聴かれたら・・・
『共通の目的達成のために
適材適所で役割分担して
業績の成果はもちろん
楽しさ、遣り甲斐、成長も
個々の能力の足し算でなく
掛け算で増えるような人々の集まり』
と答えるでしょう。
業績などの「成果」を
何をどのくらいの配分で
得ようとするかは
それぞれの『チーム』に
よって異なるでしょうから
私は業績(利益)は
理念実現のための活動を
続けるための「燃料」なので
得ることはもちろんですが
楽しさ、遣り甲斐、成長も
ひとりでやったり
『集団』でやる時より
相乗効果を発揮して
増えるのが理想的であると
考えます。
ということで
皆さんの『チーム』の
目指す「成果」は何かを
改めて考えることは大切です。
あなたのジムで働くスタッフが
得られる「成果」は何か?
お客様にとってのあなたのジムに通う
「成果」は何か?
そこを改めて定義して
その「成果」を求めている方々に
情報が届くようにしなければ
ミスマッチが起こってしまいますね。
ということで『チーム』として
マネジメントされた状態とそうでない状態を
本書では4つ示しています。
それらを私の補足文と共に
ご紹介していきます。
〇リーダーが示したゴールに対して
メンバー全員が共感できている
×リーダーがゴールを示さない
<高橋の補足>
×はリーダーが示したゴールにメンバーが
共感していないこともありますね。
〇メンバ―同士が信頼関係で結ばれている
×メンバー同士のコミュニケーションが希薄
<高橋の補足>
×はコミュニケーションが少ないだけでなく
マネジメントがきいていないと
コミュニケーションすればするほど
関係性が悪化してしまうことも
起こります。
〇衝突を恐れずに意見交換できる
×自由に意見をぶつけ合うことができない
<高橋の補足>
×は自分の意見を言う場が無かったり
言っても無駄と諦めていたり
質の低い意見なので適切なアドバイスをされているのに
「自分の意見は通らない」と他責にしていることも
あります。
〇メンバーの個性や長所に合った役割が与えられている
×メンバーに適切な役割が与えられていない
<高橋の補足>
×は役割の境界線があいまいで
仕事がかぶっちゃって、無駄があったり
逆にお互いがやると思っていて
誰もやらなかったり
役割は与えらえているけど
今いる人の中での経験年数のみで
リーダー職になって
適性もあまり無いし
本人もあまりやりたくないっ
てこともありますね。
具体的な改善策は
本書でも
メンバーの特性を把握して
適した役割分担をする
「リソースマネジメント」
チームが目指す共通の目的を設定する
「ゴールセッティング」
チーム内の対立を健全な意見交換に促す
「コンクリフトマネジメント」
チーム内の意思疎通をスムーズにする
環境やルールを作る
「コミュニケーションマネジメント」
という4つの要素の改善策も
明記されています。
それらも
「自らが起点となって
『チーム』をより良くする
行動を継続する」
ということが前提である
と考えます。
あの人さえこうしてくれれば
と考えずに自分が行動する
数回行って諦めるのでなく
試行錯誤しながら粘り強く継続する
ということで
今日はチームマネジメントについて
考えてみました。
「チームマネジメント」は
上手くいくことばかりでは
もちろんありません。
勇気を持って
一歩を踏み出し
辞めたくなっても
「チーム」の理想の姿をイメージして
行動を継続しましょう!