こんにちは。
理事の泉川です。
2月も最終日ですね!
今年ももう2ヶ月が終わったと思うと本当に早いですね。
さて、3月は年度末を迎え、入会獲得に力を入れる企業は多いのではないでしょうか。
また、この時期になればなんといっても”予算作成”も終盤となり、何かと追われている方も多いのではないでしょうか。
この予算作成においては、前職時代からそうでしたが実にシンプルに作成をしており、多くの時間をかけたイメージがありません。(ジムスタジオ型クラブ、スモールジム共に)
まず、平均入会力と平均退会率によって、在籍ポジションをほぼ抑えていることや、収益構造もシンプルかつ明確です。
同時に、KPIにおいても継続率を起点に、月、週でマネジメントされていれば今後どうするのかもはっきりしています。
だからこそ、そうした数字をサッと落と込みさえすればほぼ完成といった感じであり、独立してから更にその時間は短く簡素になっているように思います。
決して手を抜いている訳ではありませんが、シンプルがゆえにこねくり回す必要も無く、決めたら後は現場で実行するだけだからです。
逆に根性論の数字をいくつ計画しても最終的に自分の首を絞めていくだけなので「シンプルで解りやすく」がスモールジム予算作成の鉄則になります。
また、それ以上にスモールジム運営で大切なものは数字よりも運営における「中身」をどうするのか?に時間をかけていくべきです。
これらは、提供価値を引き上げる為の事柄がベースであり、この引き上げが継続率向上につながるだけでなく、そこからより多くの方に入会していただける取り組みにも連動するからです。
現在考えている議題だけでもこんな感じです。
・年間継続率を向上させていく為に何をやるのか?
・成果納品率を向上させる為に何をやるのか?
・新たなサークル活動は?現在のサークル活動の発展性は?
・年間、四半期、月のイベントでは何をどう狙ってやるのか?
・スタッフの能力を向上させる為に何をするのか?(提供範囲を広げる取り組み)
こんな感じですが、見ての通り数字をこねくり回すものはなく、こうした中身をどう作りるのかが大切かと思います。
たぶん、一般的な予算作成の会話はこんな感じではないでしょうか?
「販促費は下げて、前年比を越える入会を取れ!」
「退会率を下げろ!」
「付帯収入予算を上げろ!(SHOP、パーソナル、水素水、契約ロッカー等)」
「人件費を●%下げろ!」
「水光熱費を●%下げろ!」
こうした上司からの指示で結果を出すため我武者羅に働く時期も必要かと思いますが、こんなことばかりしていてもクラブの中身は良くなりませんし、提供価値は1㎜も上がりません。
ここで言えるのは、数字をつくって満足するのはお客さまではないということです!
そして、素晴らしい数字を掲げた所でお客さまの継続率が上がるほど簡単なものではありませんし、中身のないままであれば、翌年もそのまた翌年も予算だけを懸命に追いかけるという負のスパイラに陥ります。
そうならない為に、運営の中身(商品力)を高める為の思考と準備が必要かと思います。
お客さまの提供価値を高めていく為の商品づくりにエネルギーを使いましょう!
これらを自分の意思に基づきやれるのがスモールジム運営の醍醐味であり、ここにこの仕事の楽しさがあります。
そんな楽しい環境に飛び込みませんか?
それではまた来週!