みなさん、こんにちは。理事の才木です。
スモールジムは理念に基づいて毎日、少しずつジリッジリッと着実に、確実に目標に向かって動いています。
スモールジムの理念の中に、ハチドリの精神とあります。
これは、とても短い1つの物語「ハチドリのしずく いま、私にできること」から始まりました。
これは、ちいさな力の大切さを教えてくれる南米アンデス地方の古くてあたらしいお話です。
森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名のハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て「そんなことをして いったい何になるんだ」といって笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
監修者である辻信一(つじ・しんいち)氏はこのハチドリの物語をひとりでも多くの人に伝えていきたいという思いで色々な機会にこの話を語り伝えてきたたということです。
坂本龍一さんもこの物語が大好きで「このハチドリの話は美しすぎて、ときどき嗚咽で声が詰まって、話しができなくなってしまう……」と。
他にも作家のC.W.ニコルさんなど多くの人がこの物語を大切にしています。
なぜそれほどまでに大勢の人の心を打つのでしょうか?
森火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。
が、ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えます……。
大きなことではなくとも、今、自分にできることを小さな力でもやり続ける、心の強さや、勇気、気高さなどを感じずにはいられません。
昭和世代ならご存じでしょうが、「大きいことは良いことだ」と言われていた時代は過ぎました。
これからは小さな力がどんどん増えて大きな力となって世のため、人のため、そして自分を含めた周囲のためになれる可能性を秘めて
いると思います。
わたしたちにできることはなんでしょう?
大きな施設、新しいマシン、ホテルのようなサービスを重視している人がたとえ、笑って「何になるんだ?」といったとしても、
それはそれ、これはこれ、私達にいまできることを自信をもってやっていくだけです。
そして、それはきっと身近な誰かのためになっていくことだと思います。
そして、これからの物語の続きを描くのはあなたかもしれませんね。