皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
今日のブログは、ちょっとプライベートなお話からで恐縮です。
つい10日程前、義母(80歳)が低血糖状態になり、救急車で搬送されてしまいました。
8年前に義父が亡くなり、それからずっと一人暮らしで頑張ってくれていた義母でした。
原因が分かったので一安心。
「点滴を打てば元気になるだろう」と思ったのですが、問題はここからでした。
低血糖がきっかけになったようで、認知症が一気に進んでしまいました。
わずか、たった1日で。
言動も明らかにおかしいので、とてもこれまで通りの「一人暮らしは無理」だと判断しました。
そして妻の意向もあり、とりあえず即我が家でお世話をさせていただくことに決めました。
目の離せない介護生活と同時に、今後のことを決めていかなければいけない。
先が見えない認知症対応が突然始まりました。
ただ、頑張っていた妻も、4日目にはついに限界点に到達。
介護がキツいと言うよりも「一気に老いた」母のことが相当ショックだったようです。
ただ、これは何となく想定できていて、義兄と連絡を取りながら、今後の事について話し合いを重ねていました。
打ち合わせ通り5日目からは、短期間お世話になることが可能なホテルのようなところに移ってもらいました。
義母はだいぶ不安そうでしたが・・・。
本日もまだ、義母はそこで暮らしています。
会いに行ってみると(ケアが行き届いているので)だいぶ元気を取り戻しつつあるようです。
その間に子供(私)たちで、義母の今後の長期的な生活について熟慮を重ねました。
十分ではないかもしれないけれど、まあまあ親孝行ができるプランで行くことにまとまりました。
満場一致でスムーズに。
あと数日で、そのプランに移行します。
こんな難局でも「なんとか切り抜けられそう」と思えた最大の要因は何か?と考えると、やはり、ある程度の収入だと思います。
私と義兄の。
それにより選択肢が増え、気持ちにも少し余裕があるから、間違った選択をしにくくなるとも感じました。
そしてもう一つは、ある程度の時間的余裕があったこと。
今回の有事において、我が身をある程度柔軟に動かすことが出来たのも、非常に大きかったです。
以前の会社員時代の収入や拘束時間であれば、対応できず大変な事態になっていたことでしょう。
そう考えると独立・起業をしたことで、親孝行らしきものが多少出来たのかな・・・とも思えます。
やっぱり「お金が稼げない(無い)=貢献できない」んだって、改めて強烈に痛感した今週の出来事でした。
最後に、随分昔に読んだ本にあった一節で、今でも心に刺さっている言葉を紹介します。
「お金で幸せになることはできない。けれど、お金があることで、ある程度の不幸から逃れることができる」とありました。
金言だと思いませんか?