皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
少し前の日経新聞に「キャッシュフロー計算書(CF)」の重要性が説かれていました。
恥ずかしながら、初めて耳にする言葉・・・・。
読んでいくと、PL(損益計算書)及びBS(貸借対照表)と並び、上場企業では作成が義務付けられているとのこと。
PL・BSの存在はもちろん知っていましたが、この3つ目の決算書類は知りませんでした・・・。
記事を読んでいくと「(オリジナルだけれど)これ、創業時からずっとやって来たやつじゃん・・・」と思ったのです。
要は「家計簿」です。
もう少しかっこよく言うと「キャッシュの出入りに着目したリアルな財務諸表」となるでしょうか。
創業時(今でもそうですが)、キャッシュ(現金の収支)とPLが一致しないのが、どうもしっくりこなくて、自分なりの財務諸表(家計簿)を作成したのが始まりでした。
当時は、手元資金にまったく余裕がなく「資金ショート=死」を意味するので、大げさでなく、日々1円単位で掌握しなければ気が済みませんでした。
「借り入れ返済や納税分」「資金の回収や先払いによるタイムラグ」・・これらがキャッシュとPLのズレを生み「書類上は黒字なのにお金は減っている」という現象を起こしていると分かったのは、正直それほど昔のことではありません。。。。。
財務3表(BS/PL/CF)で、最も重視しているものは?と聞かれたら、私はCF(キャッシュフォロー計算書)と答えるでしょう。
なぜなら会社は、赤字では倒産しないけれど、資金が尽きたらアウトだからです。
だから、今でもずっと家計簿をつけています。
これによって、何とかここまでやって来られたような気がしています。
振り返ってみて、これにより「意識は常に手元キャッシュに向く⇒増える方向に働く」と思えるのです。
前記の通り、非上場企業(=中小企業?)は、このCFの作成は義務付けられていません。
が、個人的には、資金面で脆弱である非上場企業の方が、CFの作成は必須であると思います。
スモールジムを開業した方やこれから開業をする方が「是非、取り組むといいのに」と思うのが、この家計簿の作成です。
皆さんの、何かしらの参考になればとても嬉しく思います。
それでは、また来週・・・。