皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
今日のブログは、私の本業についてのお話からです。
私は静岡県伊東市でスイミングクラブを経営しています。(ちなみに、この施設の2F部分に入居しているのが「スモールジムLet’s伊東」です)
クラブ経営をしながら、ほぼ毎日、プールサイドに立って選手の子供達の指導にもあたっています。
いろいろなコーチが、様々な手法で指導をしていますが、私は「データ」や「数値」を重視したコーチングスタイルをとっています。
「反復距離」「反復回数」「休憩時間」「トータル距離」などを考慮し、トレーニングセットを決定。
ストップウォッチですべて計測・記録し、終わってから、全員の平均タイムを算出します。
更に、これをデータベースに整理・保存。
そして、翌日に測定結果(平均タイム)を選手全員に発表しています。
20時に練習が終わってからの移動、夕飯・・・なので、作業終了はすっかり遅い時間になってしまいます。
この作業をほぼ毎日。
地を這うように、同じことを繰り返しています。
これが試行錯誤を繰り返した末にたどり着いた、私のコーチングスタイル(原理原則)です。
私は、どうも天性の感覚で教えるのが苦手です・・・。
それで悩んだ時期もありました。
でも、このデータ型指導であれば、凡人の私でも間違えないで選手を導くことができる。
そう思えた瞬間があったのです。
数字は嘘をつかないので。
そして、この経験が後(今)の会社経営・クラブ経営でも活かされています。
毎月毎月、いくつものKPI値を必ず算出し、定点チェック(必要に応じて、テコ入れ)を行います。
創業15年なので、かれこれ180回?
この数値だけは人任せにせず、毎月、自分自身で確認してきました。
なので、大体つかみの数字は空で言えます。
こうなると、大きく見誤ることはほとんどなくなります。
こんな凡人の私でも。
やっぱり、数字は嘘をつきません。
感覚でやっていると、どこかでミスを犯します。
こう考えると、ビジネスとコーチング(トレーナー)業は、非常によく似ていると思うのです。
トレーナー業で、お客様を数値で捉え導くように、会社経営も同じ感じで取り組んでみる。
別物として考えない。
こうすることで、ごく普通のトレーナーの方がジム経営者にもなれる。
そんな風に思うのです。
若い頃、ビジネスの師匠に徹底的に叩き込まれたのが、この「数字は嘘をつかない」でした。
当時、何度言われたことか・・・。
当時の厳しい指導のおかげで、今の私があると思っています。