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「As you likeでは、人は集まらない」

 

こんにちは。理事の才木です。

 

昨日はスタジオで無料体験会を行いました。

 

昼の部は5、60代~の方を対象にした「健康体操」系のクラスです。夜の部は20代~の若い世代を対象にしたダンスエクササイズクラスを行いました。

 

これって、普通に思えませんか?それがどうした?って感じじゃないですか?

 

でも、私達にとっては普通ではなくて、小さな「トライアルアンドエラー」でした。いわゆる、試行錯誤の試みなわけです。

 

これまでは、いつでも「無料体験できます」状態で、相手の方に入るクラスを自由に選んでもらうやり方をしていました。

「As you like」 な選択肢が多かったわけです。

 

どのクラスでも、どの時間帯でも、何曜日でも、いつでも、だれでも、as you like状態で「好きなように選んでください(たくさん選べるってスゴイでしょ?)的な無料体験でした。

 

コロナ禍以前では、このやり方でもぽつぽつと体験者もいらっしゃいましたが、この1年はほとんどなかったので、ご多分に漏れずお客様は増えるはずがありません。

 

これじゃぁ、アカン!ので、まずは、「体験」に来ていただくための見込み客を確実に増やすために、「限定戦」にしました。

 

まず、対象者(年代)、時間帯、内容、目的を決めて限定してそれぞれ広告宣伝の媒体も変えて、集客するようにしてみました。

 

あまりSNSを活用できない世代には、もっぱら紙媒体(チラシ折込、ポスティング、紹介、手配り、お店に置いてもらう)で攻めました。

 

内容もくどくど書かずにビジュアルで簡単に読めるもの、信用してもらえそうに実績年数は入れて・・・など、地域の特性を考えてやってみました。また、明日は年金の支給日だから、アーケードで手配りだっ!手渡しだっ!懐も温かいうちだと受け取ってくれるかもしれない・・という、年金x銀行周辺作戦をたて実行しました。(かなり成功(笑))

 

そして、SNS世代には、グーグルビジネスやインスタやホームページなどで働きかけて、動画や写真をこまめに投稿して目に入るようにしてみました。

 

すると、不思議なくらいにこれまでご無沙汰だった「体験予約電話やメール」がちらほら入ってきました。

 

正直言って、「それって、信じられない!(涙)」という位、嬉しいことでした。

 

漠然とした訴求内容では、誰も自分に言ってるとは思わないのです。「あっ、これワタシのこと」「あっ、ワタシのための体験会だわ~」って思ってもらうためには、限定したほうがわかりやすいということでしょう。

 

つまり「As you like では、人は集まらない」ということです。

 

そして、やるべきことをきちんとやれば、結果はついてくるのだな、ということをあらためて実感した次第です。

 

しかし、まだまだ水の流れはどこへ流れるかわかりません。

 

3つの目(虫の目、鳥の目、魚の目)で状況を細かく判断しながらも、全体の状態を俯瞰し、世間の動向や時勢をみながら地方は地方なりにカスタマイズしていこうと思っています。