こんにちは。理事の才木です。
早いもので令和3年も3月に入りましたが、みなさんお変わりありませんか?
「はい、おかげさまで平穏無事に過ごせています・・」というと手紙の挨拶のようですが、実は、この「変わりありません」というのは、いい意味では、日常をつつがなく過ごせているということで安心、安全で安泰でなによりです。ということになります。
しかし、ちょっと待った―っ!これは誰にでも当てはまることなのでしょうか?
現在の自分を変えたい、独立したい、好きなことしたい、自由になりたい、なんてチラチラ思っている人が、「変わりありません」というと、それは、現状を維持していますので、進んでいませんってことになりませんか?
だとすると、ちょっとン?って2度見されそうです。
進みたいと思っている人が現状維持していることは、実はじわじわと衰退していってることになるのではないでしょうか?
一度や二度は、こう思ったことはありませんか?
なんだかんだいっても現在の環境は悪くはない、収入もまあまあ、人間関係や拘束時間もちょっとだけガマンすればまぁ、なんとかどうにかやっていける。子供も生まれたし安定した収入も捨てられない。
でも、起業したい気持ちもある、自由な時間も欲しい、通勤時間も嫌だ、上司も嫌い。
もしも、起業して失敗したら、とりあえずどこかに戻れるように伏線をはっておこうか・・?
守るものがあるといえば理由になりますし、仮に起業してもうまくサラリーマンも続けている人も中にはいらっしゃるかもしれません。
その少数の人々は置いといて、ここで大事なのは、起業する理由だと思っています。
起業は強制や命令でするものではなく、するしないは、だれでも自由に選択できます。
ただ、起業する理由が「儲かる」からとか、「精神的・経済的・時間的」自由を手に入れられるから、だけになってしまうと、
仮に起業できても一番大切で重要なことが抜けているのではないかと、個人的には思います。
それは、上の理由はすべて、自分が主役だからです。
誰かのために、誰か困っている人たちのために役立ちたい、自分が提供できることで人に喜んでもらいたい、手助けになりたいというのが欠けていると、どんな自由を手に入れても、価値を貢献し続けていくことからだんだん離れてしまうような気がします。
だれもがあたり前に自分自身も家族も大事です、しかし、さらに一念発起して起業する先には、誰かの役にたつ、価値貢献ができること、みんなが良くなっていくことが起業の大きな原動力になるのではないかと思います。
大儀とでもいうのでしょうか、たとえ小さくても人に役立つ、貢献できること、喜んでいただけることを前提にやることが、
結局は巡り巡って、自分にかえってくるものだと考えます。
最後に、最近観た映画のことを。題名は「ALONE」アーミーハマー主演。アメリカ兵士の砂漠だけでのストーリ―です。
詳しくは書きませんが、いろいろと当てはめて考えることが多く、興味のある方はご覧になってみてくださいね。