みなさん、こんにちは。理事の才木です。いつもスモールジム協会の理事ブログをお読みくださりありがとうございます。
私はフィットネス業界で仕事をしてもうずいぶん経ちますが、会社員をはじめいくつかの職業も経験しました。
その会社員時代にエアロビクスやトレーニングに出会い、これまでの仕事とは比べ物にならないほどに心に着火され、さらに思いを燃やし続けていろいろな行動を起こし、フリーインストラクターから起業してジム・スタジオ経営の現在に至ります。
ふり返れば、「想い」一つで来たような気もします。
ある日、フィットネスクラブやサークルなどで指導を続ける中、ある地元のクラブからリニューアルオープンに先駆けてフィットネス部門の役職として来てほしいという申し出がありました。スイミング・ジム・スタジオ施設がある環境でこれまでやってきたことを生かせるという思いと頭の中に「安定」という思いもよぎったと思います。
一人でやってきたことをこれからたくさんの仲間と共にできるという甘い考え?で入社したものの、見事にどんどん現場から離れていく、人事や施設管理、社員の不平不満の対応に明け暮れる日々が続きました。お客様の身体のことを考えてレッスンをしていた日々が遠くになっていく気がして、なんのためにインストラクターになったんだろうか?と自問する日々が続きました。
スイミングスクールの子供達を送迎するドライバーの方々はじめ、社員全部がトップのやり方に常日頃不満をもち、いつも陰でネガティブな言葉ばかりを話しているのを聞く毎日は、一人でやってた時に全くなかったことだったので精神的にハードでした。
結局、トップと話し合いをするということでなぜか先頭に立って、環境改善やクラブの方針についてかなり険悪なムードで話し合いをもちました。そしてそのとき人生初の「寝返りを打たれる」経験をしました。ついさっきまで諸々の承諾や譲歩がなければ、辞めると息まいていた人達が社長の「辞めてもいいんだぞ」の一言で悲しくも意見を翻し、見事に私は四面楚歌状態になりました。
その方達にも事情、守るべきものがあったとはいえ、その時はアンビリバボーであごガックンで白目な驚きでした。舌の根の乾かぬ内によくそういうことを・・・と思っても仕方ないですね。私も腹を決めて臨んだ話し合いでしたから「辞職届」は持参していましたので、
その場で社長に提出しました。これで、当分は安定とはおさらばかも、なんて思いながらも、自分の収入は自分の手で稼ぐ!というやる気がでました。
結果、なにより楽しくなっちゃいました。嬉しくなっちゃいました。本当にやりたかったことをあらためて気づくことができ、
再度現場の尊さを感じ、小さな町にフィットネスを普及するという気持ちが高まりました。
両手ガッツポーズで、再び精神的自由、時間的自由を手に入れ、さらに経済的自由を手に入れるスタートを切りました。
安定は誰もが望むことです。でも、自由にも安定はあります。我慢と引き換えが安定ではないのです。
自由で、かつ安定していけばいいだけのことです。
想い、情熱で心に着火して生きがい、やりがいをもって行動していきましょう。
やろうと思って、行動すれば大抵できますから。