理事の辰田です。
今年ももうすぐ終わろうとしています。
年末年始は帰省も兼ねて多くの人が移動する時期です。従来であれば新幹線は満席、高速道路は大渋滞というのがこれまでの世の常でした。しかし、今年の景色は何もかも違いますね。人の多さは従来の半分程度かな?そんな印象です。
今までと違う年末ということで僕も今までと少し違う過ごし方をしています。
そのひとつが中学生時代の友人との再会です。
26年ぶりです。その彼は海外を渡り歩いているので成人式でも同窓会でも全く会えていませんでした。
そんな彼からFacebookを通じてメッセージが。
「金沢帰るから会おう」
26年ぶりの再会なのでお互いある意味別人になっています。人の多い中心部で待ち合わせ。人ごみの中でマスクもしています。見つけられるか不安もありましたが全く問題ありませんでした。
これまで26年間もお互い連絡も取らず会っていなくてFacebookも友達になったのも今年の夏ごろで何かコミュニケーションをオンラインでとっていたわけでもありません。なのにすぐに仲良し再開です。人間て不思議ですね。
中学を卒業してから僕とは全く違う道を歩み、数か国語を操る立派なグローバル人材になっていた彼は昔と変わらず少し風変わりな人でした。(今回は高齢の両親に会うために18,000円支払って事前にしっかりPCR検査も行っての里帰りだったようです。しっかりと対策をされていました)
楽しい時間はあっという間でした。こんな風に全く関わりのなかった二人の人生がここで交差するわけです。これもコロナがなかったら実現しなかったでしょう。お互いある程度の経験を経て大人になって人生のいいこともそうでないことも味わってこれから成熟していくであろう40代の今の状態だからこそ、お互い「あいつに会おう」というアンテナが立ったのだと思います。
不思議な縁を感じながら互いの現在と将来を話し合って別れました。次も帰ってきたら会おうと決めて。
これから定期的に会うでしょう。今は決して強い繋がりではないですがこれから親友のようになっていくのかもしれません。
何が起こるかわからないのが世の中です。
今年はいい意味でこの言葉は使われていませんでした。
しかし、一年の最後にいい意味でそう思えたこの出来事は、大変だった記憶ばかりのこの一年の最後に気持ちをほんわか明るく彩ってくれました。
今年も残すところあと一日。僕も明日の朝イチのオンラインミーティングで今年のお仕事は終わりです。
僕が住む金沢は雪が少し積もってきて年末らしくなってきました。
それでは皆さん、よいお年を!