理事の辰田です。
先日、某大手広告代理店の方との対話の中で印象に残った言葉をこちらでも共有したいと思います。
①今のマーケティングはかつてのようにマスメディアが中心ではなくなった。
②ファンベース、紹介、SNSの活用でしかモノは売れなくなった。
③顔の見えない情報、血のつながりのない情報に価値を感じなくなった。
④掲げるミッションやバリューへの共感が増えている。
⑤先が見えない時代なのでコーチングなどの対話が見直されている。
改めて時代の変化を感じます。また、その通りだと思いました。
このコロナ時代になり、ますますその傾向は加速しています。これは僕自身、店舗のお客さまを通じて感じていることでもあります。セルフマネジメントの一環としてパーソナルトレーニングを選ぶ人もいれば、禅に目覚める人、マインドフルネスのお勉強を始めた人、余計に支出を見直した、家の中を断捨離したなど、何かしらの変化の兆しが見えるように感じます。
このようにモノやコトへの価値観や皆さんの人生観が明らかに変化しているように思います。
人と人の物理的な距離感が遠くなることでオンラインを中心に新たなコミュニケーションツールが定着し、家族やパートナーといった自分を構成する上で最も身近にいる人を中心に人との繋がりの大切さも見直されました。これはリーマンショック時や大震災の際も同じような現象があったと記憶しています。
そして現在のような先の見えない状況下では「このままではいけない!」という危機感も平時とは比較にならないほど醸成されています。そんな背景からも「VUCA」というワードがさらに注目を集めるようになっていると思います。
※VUCAとは、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の4つのワードの頭文字を取った造語です。興味のある方は調べてみてください。
こんなに変化が激しい時代であっても躍進している企業や個人はいますよね。そのような企業や個人は時代とともにリーダーシップも考え方も行動も変化させていることでしょう。今最も大切なのは変化に対して柔軟性を持って覚悟を決めて行動することだと思います。
未来が不確実であることはリスクである反面、多くのチャンスが潜んでいると捉えることもできます。僕は後者の人間です。皆さんはどちらでしょうか?一度きりの人生なので行動した方が僕は楽しいと思います。
それではまた来週。