みなさん、こんにちは。理事の才木です。
ひと月が過ぎるのが実に早いものです。ひと月のスケジュールは、月初、月中、月末と3つに分けて管理されることもありますが、1週目2週目と、週ごとに管理している方が具体的にやりやすい気がします。
が、ほぼ決まった予定通りに事が運べばいいのですが、やはりそうもいきません。
経営面と現場をやっている場合はそのどちらにも予定がありますので、一つずれるなんてことはできないものです。
そこへ、さらに何かが入ってくると、定期的な事から短期的な事までまさしく、「追われる状態」になり月日の速さを痛感してしまうわけです。
そこに、さらに感情的、主観的な問題が加わると、「なんでこうもいっぺんに?!」と笑いたくなるくらいバタバタとなって
しまいます。
さて、その感情的、主観的な問題はどのようなことかというと、「お客様」に関してのことです。
私たちの仕事は職種区分ではサービス業に入る場合があります。ですから、こちらは指導者と思っていても、やはりお客様をお迎えするわけですから「おもてなし」の立場になるわけです。むろん、お客様もおもてなしをされる側にいらっしゃいますので、
過度なサービスとまではいかなくても、基本的なことはしっかりと対応しなくてはなりません。
しかし、お客様といえども、生身の人間。サービスは生身の人間と生身の人間のふれあいだったり、ぶつかりあいだったり、
さぐりあいだったりもします。
人の心の様(さま)を感じながら最適解、最適対応を心がけなければ、誤解や反感を招いてしまいます。
自分の考えの範疇をはるかに超えている考え方をお持ちの方も世の中にはたくさんいらっしゃるので、傷を広げないように対応に追われることもあります。また、その一方では、このうえなく嬉しい言葉やお気遣い、暗黙の了解のような信頼をいただくことがあり、救われるような想いで心から感謝せずにはいられません。
特に、この時期いろいろな制限の中で営業を続けていかなければならず、お客様にもご協力やご理解をお願いしなければならないのですが、同じ事に対しても反応の違いが顕著にみえて、人間というものは実に、複雑だけど単純で、可愛いいけど可愛くないな、が入り混じっている生き物だなと思うわけです。
人間は生身ですから、型通り、思い通りにはいかないものです。
それでも共通して言えることは、「身体を動かす」ことが好きで、「身体を良くしたい」と思っているということです。
私たちの本来の仕事の舞台は、ここですね。
動いた結果、お客様の身体が良くなる方向へ向かっていかないとやっている意味がありません。
そもそもお客様はそれを求めて来られているのですから、少々キツイめにあっても、こちらの容量を大きくして対応するか、
時には、真っ向勝負するなどの対応をして気長に楽しく関係性を続けていかなくてはいけないでしょう。
なにかと、日常生活が窮屈になって心身ともに安定していない方もこれからまた更に増えていくかもしれません。
しかし、そんな時こそ、私たちが身体管理の知識を伴って運動指導をし、その方々をサポートしていくことが、
現実的にはとても必要なことだと思います。
そう考えると、私たちの役割はとても重要で、不可欠なものだと再認識するばかりです。