理事の辰田です。
8月15日、無事にスモールジムLIFE STORYアル・プラザ金沢店がオープンしました。
そこで本日はスモールジムのスモールという言葉について改めてお伝えしたいと思います。
まず、スモールジムの「スモール」とは広い狭いとか面積の話ではありません。
少人数限定であるという意味で「スモール」という言葉を選んでいます。
広いジムで、どうぞご自由にご利用ください。
これがこれまでのフィットネスビジネスの王道。
トレーナーとは正しい身体管理を伝える人達です。
果たして、広いジムに1~2人のトレーナーがいて混雑時にはゆうに100名を越える多数のお客さまを相手に、正しい身体管理を伝えられるでしょうか?
正直、無理がありますね。
しかしトレーナーが働く場所はたいがいフィットネスクラブです。
両手を縛られながら自由に動けと言われているようなものです。
できることは、
緊急対応、元気よく挨拶すること、各種マシンの使い方説明、諸々の修繕の手配。
これが限界です。これだけでも現場で頑張っているとても忙しいです。しかし、このような仕事はトレーナーと名乗る人がしなくてもいい。と考えています。
アルバイトの学生さんにお任せすればいいことですよね。
現実、そうなってます。
そして、トレーナーはそのような現状のフィットネスクラブを離れてパーソナルトレーニングジムを始めます。
上記の現実からすれば至極、当然の流れです。
お客さまも喜ぶし、トレーナーも本来の力をいかんなく発揮できます。独立もできます。
とてもいいビジネスモデルが誕生したと思います。
そして時は流れ、少人数限定のスクール制トレーニングジムという、新しい価値を生むコンセプトが誕生しました。
アメリカではスモールグループトレーニングという分類が既になされており、市民権を得て多数のジムが存在しています。
日本ではまだその動きはごくわずか。
僕の知る限り、そのようなコンセプトで経営をしているジムはあまり存在していません。
知らないだけかもしれませんが、少なくとも全国的な発信はされていないのだと思います。
フィットネスビジネス誌の古屋編集長は「今後のジム経営のカギ」として、少し前に以下の三つを発信しています。
①安全性の担保と周知
②会員一人ひとりの需要に応えていく姿勢
③会員同士がつながるようなサポート
の3点。すなわち、Comfort、Customize、Communityです。
手前味噌ながら我々スモールジム協会のコンセプトと同様だと思います。
古屋編集長がシンプル、ショート、クリアー、に言葉をまとめるとこんな風になるんだなーと勝手に「さすが編集者!」と勝手に尊敬の念を抱いています。
そのスモールジム協会は今年の2月に設立されて、すでに9店舗のネットワークに広がりを見せています。これからが楽しみです。
店舗を増やすことではなく、起業する人が増えるのが楽しみです。
それではまた来週。