こんにちは。代表理事の遠藤です。
最近はスモールジム協会や日本身体管理学協会の研修が多く開催されていますが、その中の「休養編(講師原田さん)」で「犬や猫はうつぶせ寝をしているから人間もうつ伏せ寝をすべきという考え方をどう思いますか?」という質問がありました。
おかしな理屈があるものです。
人間だから仰向け寝をする必要があるのです。
考えればわかることですが、二足歩行をしているのは人間だけです。
二足歩行をしている犬や猫を見たことがありますか?(笑)
人間と犬や猫では背骨の数や形も全然違います。
なのに何故、同じ寝方をする必要があるのか?
そもそもが理解不能です。
何かと「人間の祖先は」的なことを言う人がいますが、こういうことを言う自称健康家やトレーナーは機能解剖学がまったくわかっていないのだと思います。
人間の身体の成り立ちや歴史も理解できていないはずです。
当たり前ですが、原田さんも大岩さんも「うつぶせ寝をしましょう」とは言いません。
私もうつぶせ寝から仰向け寝に変えることで腰痛がなくなりました。
※もちろん、それだけではない。睡眠に関するその他の必要行動をトータルで実践した上で。
念のため言っておくと、うつ伏せを否定しているのでありません。
メリット、デメリットを理解した上で、プロとして適切なことが言えているかどうかということです。
物事には順番があり、原理原則があるのですから。
うつぶせ寝について調べてみると、犬猫理論に並んで代表的なのが「雑菌が入る」というものです。
※これには驚いた・・。
こういうことを言う人は現代社会に超高性能な空気清浄機があることを知らないのでしょうか。
ファブリーズの宣伝等を見ればわかるように、枕やシーツの方がよほど雑菌まみれだと私は思います。
※それを避けて横を向けば頸椎によくない。
はたまた「〇〇先生がうつぶせ寝だった」というのもあります。
これは個別の事例です。
喫煙者が「世界最高齢者が喫煙者だったからタバコを吸っていい」と自らを正当化しているのと同じです。
このような極端な事例というのは逆側の理論を正すために使うものです。
例えば、「タバコを吸うと早死にする」と言っている人に「それは極端ですよね。タバコを吸っていても長生きの人はいますよ」と言うからバランスが取れるのですが、多くの人は自説を有利にするために極端な例を用います。
この論理展開が出た時点でその説には信憑性がないと理解すべきでしょう。
その他には「口呼吸になる」というのがあります。
その現れが「いびき」です。
「いびき」はよくありません。
だからこういう優れものの商品があるわけです。
※私のです。
運動、栄養、休養。
科学として認められていないいい加減な情報が多すぎます。
そしてそれを信じる一般の人たち。
スモールジム協会は科学として認められたことだけを人々にお伝えしていきます。