理事の辰田です。
緊急事態宣言が延長されました。
ある程度見越していたこととはいえ、いざこの状態が5月末までとなると医療はもちろん、家庭、経済などにおいて様々なマイナス面が表面化しそうですが、心身ともに健康いたいものです。
さて、この新コロナ禍ですっかり自分の行動が変わったという人も多いと思います。
行動範囲はもちろんそうです。
僕の場合は外に出るのは用事がある時に行く会社と家の往復、子供たちとのお散歩、日用品のお買い物くらいです。
多くの方がそうかもしれませんね。
そして家の中では全国にいる方々とのオンライン会議が多いです。これまでは遠方まで移動して対面での打合せが多かったものが一気に変化しました。
まさにどこでもドアを手に入れた気分ですね。
そのような生活スタイルの変化が良くも悪くも人の価値観を変えてしまします。
消費は心理で大きく動くもの。
大前研一さんも、
人の心理がお金に困っていない人たちでも「何かヤバそうだ」と身構えて、お金を使わなくなる。予定していた旅行をキャンセルするとか、皆がちょっとずつ削る。個人消費がGDPの70%近い先進国経済ではこの「身構える」心理が経済実勢に多大な影響を与えるのだ。
と、ずいぶん昔から仰っています。
これまでお洋服やブランド品、時計、車などに価値を感じている人は多かったと思います。
でも、今はその優先順位はずいぶん下がっているのではないでしょうか。
それよりも、自宅時間を快適に過ごそうとする、離れていた趣味に没頭する、この機会に自己投資する、このような行動をとる方が多いでしょう。
強制力を伴う明らかな外部環境の変化。
これにより人の行動が大きく変わることがよくわかります。
これまでも個人単位で大小あれど皆それぞれがそれぞれの機会やタイミングで変化していって時代が移り変わってきました。
それが今回は地球単位でほぼ同時の変化です。
どこまで変わるのか想像もつきません。
いずれにしてもこれだけ世界という単位で環境が変わると、あっという間に価値観も変わっていきますね。
ビジネスをするにあたってはそれに順応していく事が大切だし、事業構成もそれに沿った内容に変化させる必要があります。
その変化に対応できないものは残念ながら淘汰されていくことでしょう。
既存のフィットネスジムはこの”新しい日常”とどう向き合っていくのでしょうか。
僕たちスモールジム協会の答えは明快です。それはまた別の機会に。
いずれにしても時代は変化し続けています。
ただ、今回はあまりに急速な変化ですが遅かれ早かれだったと思うしかない。
そして、今よりも人は自分の内面を探求していく時代になるでしょう。
少なくとも何も疑問を感じずに通勤ラッシュの満員電車に乗り続けることはなくなるのでは。
この特殊なタイミングで思いがけず生まれた時間を、自分の価値観の整理やありたい姿を明確にしていく時間にできると未来は変わると思います。